今や大変貴重な純国産のこの鮫革は、高級食材で知られるフカヒレにも使用される鮫の皮を加工した皮革です。
表面にできた無数のシワが特徴的なこの皮革はとても柔軟で丈夫な性質をもち、独特の風合いと高級感を持ち合わせています。
海外にもカリビアンシャークと呼ばれるような鮫革がありますが、表面処理が粗く革自体も硬く臭いもありと国産に比べ素質は劣ります。
今現在、国内で鮫革を生産するタンナーは非常に少なく、ひとつふたつと数えるほどくらいしかありません。
国際的にも鮫捕獲の規制が年々強まってきており、このような様々な影響を受け将来的には生産数が減っていくばかりの素材です。
まさに宝石のごとく大変貴重な皮革素材といえます。
鮫革と聞くと、表面がザラザラしていて硬いというイメージをされる方もいると思います。
この鮫革は表面処理がされているためザラザラはしておらず、しっとりなめらかな表皮です。
また、皮革自体とても柔らかく丈夫という特徴があるので、出来上がった製品は丈夫で柔らかな独特の風合いを持ったものに仕上がります。